ようこそ。こちらは管理人のFriendが担当しているコーナーです。
映画と音楽を中心に展開していく予定なので見て行ってね!
※かなりマニアックです!!
第18回 

KILL BILL VO.1

moto プロフィール
通称=モトくん(♂)
愛知県出身 24歳
CHIBI★HELLのギタリスト!
danae プロフィール
通称=ナナエ(♀)
愛知県出身 24歳
某所でアルバイト中!
CHIBI★HELオーナーと共に
バンドを結成しており、
Vo.担当している。

今回は、初めての新作映画の紹介!話題の映画、KILL BILL VO.1 です。
6年ぶりのタランティーノの新作が日本上陸!!
今回は急遽2部作で公開になり、なにかと話題になったんだけど、
嬉しい、今回は日本びいきな作品に仕上がってて大満足。。

あらすじは超わかりやすく、毒ヘビ暗殺団で最強といわれたエージェントだった女(ウマ・サーマン)は
結婚式の最中にかつてのボス、ビルと手下共に頭を撃ちぬかれる。
夫もお腹の中にいた子供さえも失った。
奇跡的に一命をとりとめ、4年間昏睡状態に陥っていた。
目覚めた女は自分をどん底に突き落とした、ビルと手下共に「復讐」する為闘いの旅に出る。
Vo.1ではウマの名前は明かされていない。
花嫁ということで「ブライド」となっている。



今作はタランティーノの大好きな日本のヤクザ映画、カンフー、チャンバラ時代劇、マカロニウェスタンなどの
さまざまの映画スタイルをごちゃまぜにしている。

なにしろ引用するのが好きな人なので、要所要所モデルとなっている人が数多く存在する。
1での最大のライバル、オーレン・イシイも梶芽衣子←若い人は知らないかな?
の「修羅雪姫」をモデルにしているし、ブライドが1人目の復讐を果たした後にサニー千葉のナレーションが流れるが、
これも「影の軍団」で実際に千葉が使ったセリフを応用したものだ。
それにオーレンの過去をアニメにしているが、

これは世界でも人気な日本の「プロダクションI.G」
(パトレイバーや甲殻機動隊などが有名)が
タランティーノの熱烈なラヴコールで参加している。と日本人の活躍が多いのも日本人としてはこんな嬉しいことはない。バイオレンス過ぎるということで騒ぎになって、
アメリカでは血の部分がモノクロらしいが私はさほど気にならなかった。
初めて監督の作品を見る人にはキツイかもしれないけど、「バトル・ロワイアル」がすんなり見れた人には全然OKだと思う。

すごく笑えてしまって、一人でゲラゲラ笑いながら見ちゃったんだけど、

この映画笑っていいんですよ!もち笑ってみる映画です!
その中で一瞬ドキッとする緊張感とか、ヒドイ!とか美しい!とかダイレクトに伝わってきて。
例えば、オーレンが最後に斬られるところなんて、かわいそうだけど、すっげー笑えるしね。
でも私を除いて笑ってる観客はいなかったが。。。

クレイジー88の殺戮シーンもバッサバッサ首やら手、
足が切られてく中で、
きちんと足と刀が並べられてるところとかあったりして
怖いけどその見せ方がおもしろいなと思ったんだ。
俳優陣もスバラシイ!つい数ヶ月前に出産したとは思えないスーパーボディのウマ・サーマン
あんたはすごいよ!ブルース・リーと同じ黄色のトラックスーツを着込み一人で復讐に向かう姿は美しい!
このご時世、女が強くあるっていうのはいいことだと思う。監督の着眼点には脱帽だ。
が、日本語わかりづらかったわ。反対にオーレン役のルーシー・リューの日本語なめらかで、
アクションもだんぜんルーシーが上!なれない着物で動き回り、「やっちまいな!!!」は
貫禄たっぷりの姐さんでしたな。そうとう厳しい稽古を積んだことだろう。

ただウマとルーシーの会話で日本語は必要かは疑問が残ったけど。
ボディーガードのGOGO夕張こと栗山千秋ちゃん、援助交際の男をぶっ刺し、かわゆい顔して鉄球を操る少女。
バトロワで生き残ったらこんな殺し屋になってそうな感じ。この子の目つきがすごいい!
監督もバトロワの千秋ちゃんに惚れてオファーしたそうだが。
GOGOとブライドのバトル、最後の死に様このシーンは必見ですな。

それに監督といえば、ミュージック!今回もカッコイイものをバシバシ流してる〜。

はじめのナンシー・シナトラの「バン・バン」も泣かせるし、
日本からもルーシー姐さん一味が歩くシーンでは布袋寅泰の曲がうま〜くヤクザ感を出し〜の、
絶妙に流れる最後の決闘のシーンでは
修羅雪姫のテーマ曲、梶芽衣子の「修羅の花」。
はかなさとわびしさが全面に映し出されて情緒があり、一番スキだな、ココ。画もスタイリッシュでミュージックもクール!!


本編に入る前の場面で10年前から交流のあった
深作欣二監督への仁義を通したテロップを見たときは、
どれだけ日本の映画が好きであり、深作監督が自分にとってどれだけ偉大であったか、この映画をぜひみてもらいたかったというタランティーノの想いが数行だけれど、私の心にとても深く響いて感動した。
が、すぐにグロイシーンになってしまったので、数分の間だけだったけど。

ちなみにKILL BILLを見た友人3人の評価を参考までに。
T子「わけがわからなかった。感覚で見る映画かな。笑いの感覚が違った。」 
S江「グロイ、きもかった。
あそこまでやらんくても・・。でも女があそこまで強いっていうのは見てて気持ちがいい!!」 
M広「がま八、こいつ昔ギャバンやってた人だ!
懐かしい!アクション多くて、おもしろかったぞ。全然きもくなかったしな。血が以上にドバーと出たり、なかなか人が倒れなかったりは日本の時代劇の影響が大きいんだろうな。この映画くせになる。またもう1回みたい!!」 とまぁ、いやはや参考にはならんようなコメントですが、賛否両論です。

実際の世論の反応もこんなかんじらしいですね。

私は2回見に行ったんだけど、見にいくたびにまたもう1回見にいきたくなるんですよ。
そんなKILL BILL中毒症のダナエ、回復するのは来春のVo.2を見てるころでしょうか??